【YouTube攻略】漫画動画の作り方【初心者向け】

2019年4月18日

YouTube攻略 漫画の作り方

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漫画を描きたい初心者:YouTubeでよく見かける漫画動画ってどうやって作るの?イラストは描けるけど、漫画描くのは初めて。どうすればいいのかな?(2019.8月改定)

こんな疑問にお答えします。最新の記事は↓こちらもどうぞ。
>>【悲報】マンガ系YouTuberを目指して収益化が開始されてわかったこと
>>大人気!ホワイトボードアニメーションの作り方はこちらの記事もどうぞ

最近YouTubeで見かける漫画動画。

今回はこれからYouTubeを始めたい完全初心者向けに、漫画動画の作り方を解説していきます。

結論から言うと、漫画動画を作るなら外注しましょう。
理由は漫画動画は一人で作るとめちゃくちゃ大変だからです。

漫画動画に必要なのは
  • 漫画家 or イラストレーター
  • 声優
  • 動画編集者
  • 脚本家

少なくとも上記の4役が必要です。

その道のプロに頼むとクオリティが全然違うので、4役とも外注するのが理想ですが、これから始める人にとって出来るだけお金はかけたくないもの。自分でできそうなところは自分でやる。初めのうちはその方がいいかもしれません。

あくまでも相場ですが、
  • 漫画1本(25コマ程度)10000円以上!
  • 声優さん(2000字以内)300〜500円
  • 動画編集者(5分以内)2000円
  • 脚本家(2000字以内)1000円
合計 | 13000円〜

1動画につきこれくらいの予算が最低必要になります。
特に漫画家さんは高いです。人気の漫画家さんは10000円でも描いてくれない場合もあります。と言っても、値段は相手との交渉ですので、自分の予算内で描いてくれる人を見つけることもできます。※2019.9月. 追記。現在漫画家さんの単価が爆上がり中!1コマ1000円以上が相場になっています。

特にクラウドワークスなど大手が高くなっている傾向にあるので、少しでも単価を抑えたい方はシステム利用料の安いBizseekなどを利用するのもありです。

10万円以下のシステム手数料はランサーズクラウドワークスが20%、Bizseek は10%となっています。(2019年9月時点)。

外注はクラウドソーシングを利用するのが一般的です。ランサーズクラウドワークスBizseek などで募集しましょう。大手が高い理由には、人が集まりやすいから、というのがあります。Bizseek だけでなく、ランサーズクラウドワークスの大手も1つ利用しておくといいかもしれません。

募集の条件など詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
>>漫画家さんを募集する際の条件、価格、制作の流れなど
>>声優さんを募集するためのテンプレート

この記事を読んでわかること
  • 漫画動画とは?
  • なぜ流行っている?
  • 1ムービー1メッセージの原則
  • ショートメッセージの原則
  • 自分で漫画を描く-必要な道具は?おすすめはクリスタ!
  • 必要な準備資金は?
  • どれくらい稼げるの?
  • プロデューサーになりたい人

漫画動画とは?

マンガをスライドショーで動かして音声を入れた動画です。
基本的にフルカラーが多く、2〜5分程度のショートムービーが一般的です。

まずは、参考動画をご覧ください。


なぜ流行っている?

漫画動画でもっとも人気のあるサイトはフェルミ研究所でしょう。フェルミ研究所はYouTube登録者数160万人を超える人気YouTubeです。
占いや、これをやったらどうなる?系の話をマンガにしています。

人気の理由は、メッセージがわかりやすいこと。

1ムービー1メッセージの原則

タイトルを読んでどんな話であるかわかりやすく、タイトル画面は常に「比較」をサムネイル表示にしており、一目でどんな話か伝わりやすくなっています。

これが大筋となって、ストーリーを構成していきます。

ショートメッセージの原則

エイズになるとどうなる?といった大筋に沿って、ショートメッセージが4〜5つ提示されていきます。

例えば、最初のメッセージは、
HIVに感染しても、AIDSの発症は予防できる
ですね。
つまり、冒頭から最初のメッセージまでの短い話を書いていきます。
マンガ動画では常にショートメッセージに視聴者を誘導するようにストーリーを構成していきますので、このショートメッセージがマンガを作っているといってもいいでしょう。

つまり、重要なことは、メッセージを”伝える”ことであり、そのための”キャラ”を描くことです。

不要なキャラを登場させない

小説に登場するキャラクターに無駄なキャラはいません。理由は、読者が混乱するからです。

マンガ動画では特に、ショートムービーでメッセージを表現するので、不要なキャラは一切登場させないことが原則になります。

そのため、キャラクターのテンプレート構成は次のようになります。
  • 主人公:メッセージに立ち向かう
  • メンター:主人公を助ける人物(メッセージへの誘導役)
  • モブキャラ:一般人(メッセージの被害者)

自分で漫画を描く-必要な道具は?

自分で漫画を描きたい人は、クリスタなどのデジタルイラストソフト書くのが一般的です。イラストソフトは他にもたくさんありますが、漫画を描くことにおいてはクリスタが日本で一番利用されています。そのシェア率も驚きの60%超え。私もクリスタで描いていますが、むちゃくちゃ描きやすいです。Photoshop CCでも描くことがありますが、やはり漫画はクリスタ一択ですね。WindowsもMacも両方使えるところも人気の秘密ですね。

理由は、
  • 漫画やイラストに特化したソフト
  • 吹き出しやテキスト入力ができる
  • コマ割りがテンプレ化されている
  • 集中線などエフェクトがテンプレ化されている
  • ユーザー同士で作成した背景画などを共有できる
  • チュートリアルが豊富(初心者に優しい)
特に、チュートリアルが豊富な点は初心者に嬉しいです。

あとは、ユーザー同士で作成した背景画やブラシ、3Dを共有できるので、漫画初心者でもキャラの背景やポーズを描きやすい、練習になる点があげられます。

必要な準備資金は?

PCを持っていることが前提とすると、
クリスタ+ペンタブレットで約1万円程度です。
本気でイラストを描いてみたい、アナログと同じように描いてみたい方にはおすすめ液タブの記事もご覧ください。
>>初心者おすすめ液タブ;Artist 15.6 Pro を使ってみた!

クリスタは【CLIP STUDIO PAINT】 の略で、"PRO"と”EX"の2種類があり、"EX"は多機能でマンガを本気で描きたいプロの方も使われています。本気の方は"EX"を、とりあえず試して見たい方は"PRO"でいいと思います。
>>CLIP STUDIO PAINT 【EX】
>>CLIP STUDIO PAINT 【PRO】

どちらも30日の無料体験版があるので、試してみるといいですね。
>>クリスタ 無料体験版のダウンロード

ペンタブレットはなくてもかけますが、あった方がいいです。
これは書いましょう。

入門モデルはペンタブ、本気モードは液タブ、ノマドワーカーはiPad Proを選ぶといいでしょう。価格も順に高くなります。

どれくらい稼げるの?

ランサーズの相場は、1動画分(25~30コマ程度)で5000~10000円程度です。中には固定報酬の他に、インセンティブ報酬をだしてくれる方もいます。

将来性のあるプロデューサーと組んで人気YouTubeチャンネルになれば、漫画家・イラストレーターの知名度も上がりますので、大きな実績になる他に、企業案件獲得も目指せます。

もちろん、プロデューサーへの単価アップも交渉できます。

なので、作家さんの成長を考えてくれるプロデューサーを選ぶことが重要です。

プロデューサーになりたい人

誰でもなれますが、将来へのビジョンが不可欠です。
お金を稼ぐのは強力なビジョンになりますが、それだけではいずれ虚しくなります。
利益は再投資しなければ、番組は大きくなりません。

自分だけが利益を得るのではなく、利益は番組の拡大や、作家さん・声優さん・ビデオ編集者など、チームの利益に貢献できるように努めなければなりません。

チームみんなが喜んで仕事を受けてくれる、チームの誰かが旅立つ時には応援してあげられる、そんなプロデューサーを目指すべきです。

まとめ
  • 漫画動画はみんなで作るもの
  • 外注では協力してくださる方を大切に
  • 利益はみんなに還元する

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