※フロー体験アンケートは、ページの最下部にあります。
好きなことをするだけで、生活に十分なお金が手に入るなら、楽しいと思いませんか?
マズローの欲求5段階説(生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求)によると、食べ物や生活の安全、大切な友人や家族を持ち、社会的にも認められた人は、最終的に自己実現を求めます。つまり、好きなことで生きていくことが、人生の目標となるのです。
今回は、
好きなことをお金に変える、3つのポイントをみていきましょう。
この記事を読んでわかること
- 1. 正しいお金の使い方を知る
- 2. 目先の利益に騙されない
- 3. 好きなことを見つける~フロー体験~
1. 正しいお金の使い方を知る
好きなことを仕事にするための第一歩は、正しいお金の使い方を知り、あなたの日々のお金の使い方を変えること。そして、あなた自身が「好きなこと」を再確認することです。なぜ最初に正しいお金の使い方を知る必要があるかというと、お金を好きなことに投資すると、お金を生み出す無限ループを作ることができるからです。
自分に投資する
例えば、プロ野球選手では好きな野球の練習や道具にお金と時間を投資します。イチロー選手は現役時代、毎試合新しい靴を用意していたと言われているように、一流選手ほど自分の道具や体調管理に投資しています。投資した成果は試合で現れ、来シーズンの年棒となってお金に変わります。一方で、プロに入ってから大金を手にした選手が陥りやすい失敗は、お金を自分に投資せずに、贅沢品や大して好きでもない遊びに浪費してしまうことです。当然、練習時間や体調も失われていくので成果も出ません。浪費したお金と時間は、自分には二度と帰ってこないのです。
目的のある貯金をする
もちろん、目的のある貯金は必要ですが、貯めるだけためて最後まで使わないのであれば、貯金する意味がありません。アメリカの実業家であり、政治家であった、ベンジャミン・フランクリンは富を築くための方法を勤勉と倹約であると述べています。
勤勉と倹約
勤勉とは、時間を無駄にしないこと。倹約とは、無駄なお金を使わないこと、ですが。お金は他人や自分のために使うことによって、初めてお金を持つ意味があり、お金を使うことの喜びを大事にしていたと言われています。
2. 目先の利益に騙されない
双曲割引
人は、損をするとわかっていても目先の利益に飛びついてしまいます。これを、心理学の世界では、「双曲割引」と言います。
たとえば、次のような心理テストがあります。よければ、画面右上に表示されるアンケートにあなたの直感で回答してみてください。
それでは質問です。
「いますぐに1万円もらうのと、1週間後に1万500円もらう。あなたはどちらを選びますか?」画面右上に表示されている、アンケートで回答してみてください。
いかがでしたか?ほとんどの人は、いますぐに1万円もらう方を選びます。
もう一つ例を挙げると、ダイエット中の人がつい甘いものの誘惑に負けてしまうのは、目の前にあるケーキの方が、3ヶ月後の引き締まった体よりも価値が高いと感じてしまうからです。このように、人は遠い将来のことよりも、近い将来のことを優先します。
好きなことはすぐには見つからない
同じように、好きなことを仕事にすることは、いますぐにできることではありません。目先の利益に飛びつかず、自分に投資して、自分の好きなこと、好きだと思っていたけど、やってみるとそうでもなかったこと、自分では気づいていない好きなことなど、あなた自身が「好きなこと」を再確認するための努力が必要です。では、その好きなこととは、はどのようにして見つけるのでしょうか?
そのヒントは「フロー体験」にあります。
3. 好きなことを見つける~フロー体験~
好きなことを見つけるためのヒントは、フロー状態になれるかどうかです。フローとは、ミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、
「我を忘れて物事に没頭すること」です。
例えば、好きな本を読む、ギターの練習をする、絵を描くなど、ある作業をしていて気づいたらすごい時間が経っていたという経験はありませんか?このように、ある物事に取り組んでいるときに、完全にそのことにのめり込み、集中している状態のことをフロー状態と言います。
フローについてもう少し詳しくみていきましょう、
フローの8種類の構成要素
フローの構成要素は8種類あって、以下の通りです。1. 明確な目的
活動の目的、実現のための手段や結果の予想がある程度ついている2. 集中
他のことよりも、時間やお金などを集中してもいいと思える3. 自意識の低下
我を忘れた状態になれる4. 時間の歪み
時間が短く感じられる。5. レスポンスの速さ
ある課題をクリアすると、すぐにその効果を実感できる。6. 適切な難易度
取り組んでいる物事が、難しすぎず、優しすぎない。例)知らないことが50%以下。
7. 自分で状況をコントロールしている感覚
状況を正確に把握し、自分の望む方向にコントロールできていると感じられる。8. 活動自体に価値を見出すことができる
お金などの報酬がなくても、その活動自体に価値があると感じられる。これらにプラスして、
9. 他者に妨害されない環境
電話が鳴る、誰かに話しかけられるなど邪魔されることがないも大切!
フローの構成要素が多いほど、それはあなたの好きなことである可能性が高まります。
フロー体験があれば、それに投資する
フローになれるものがある人は、まずはそれに継続的に打ち込んでみることです。例えば、本を読んで人に伝えることが好きな人は、お金と時間を、新しい本を買う・読む・まとめるといったことに投資します。人によっては、要点をまとめるためのイラストを描いていくうちに、自分は絵を描くことが好きなんだ、と気がつくこともあります。好きなことは変わっていく
このような偶然の出会いのことを、セレンディピティといって、自分では気づいていなかった好きなことが見つかることもあります。では、あなたの興味のあることが、フローの構成要素にほとんど当てはまらない場合は、どうしたらいいでしょうか?それを好きではない、と結論づけるのは、少し早いかもしれません。
なぜかと言うと、そもそも最初から好きだ、と思えることがあるのは珍しく、むしろ、継続してやっていくうちに好きか嫌いかに分かれ、いつの間にか、のめり込んでしまうことが多いからです。
好きなこととフローは裏表
重要なことは、好きなことと、フローは裏表の関係にあることです。好きだからフロー状態になりやすく、フローを積み重ねることで好きになっていくものだからです。それでは、今日のまとめです。
好きなことをお金に変える3つのポイントは、
- 1. 正しいお金の使い方を知り、お金の無限ループを作る
- 2. 目先の利益に騙されず、将来の自分に投資する
- 3. フロー体験を意識して、興味のあることにチャレンジする
フロー体験確認アンケート(仕事)
1. あなたは仕事の目的を即答できますか?2. 仕事中は集中できていますか?
3. 仕事中、作業に30分以上没頭して周りが見えなくなることがありますか?
4. 仕事がある日は1日を短く感じますか?
5. 今日の仕事で得られた成果について即答できますか?
6. あなたの仕事は未知への挑戦が多いですか?
7. 仕事のスケジュールや内容を自分でコントロールできている感覚がありますか?
8. あなたの仕事場は作業を誰かに邪魔されにくい環境ですか?
9. 毎月働いて得られるのと同じ給料が働かなくても自動的に振り込まれるようになったとしても、今の仕事を続けますか?
アンケート結果について
アンケートの結果が5〜6個当てはまる人は、その仕事がすでにあなたの好きな仕事かもしれません。2〜3個だった人は、その仕事で好きなことが見つかる可能性があります。転職を考える前に、フロー体験したことに集中してみましょう。
残念ながら0個だった人は、自分の興味のあることを探し、そこに時間とお金を投資してみると好きなことが見つかるかもしれません。
繰り返しですが、好きなこととフロー体験は裏表の関係です。好きだからフロー状態になりやすく、フローを積み重ねることで好きになっていくものだからです。
自分の興味のあることを選択し、お金と時間を集中して使いましょう。
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