【サーフィン初心者必読】サーファーズミエロパチー

サーフィン初心者；サーフィンを始めたいけど怪我が心配だな。気をつけておくことはないかな？

こういった疑問にお答えします。

この動画をみてわかること

まずは、漫画動画をご覧ください。

2020年の東京オリンピックでサーフィンが競技種目に追加されました。
サーフィンの開催日は2020年7月26~8月2日に「オリンピックサーフィンフェスティバル（仮）」を開催し、そのうち波の状況に応じて4日間が競技に当てられることが、確認されました。>>参考；THE SURF NEWS

サーフィン初心者は知っておくべき

こういった時代の流れもあり、サーフィンを始める人も増えることが予想されるので、改めてサーフィンを始める際に、無理しない練習方法を知っておくべきです。特に、20代からサーフィンを始める人。20代と言えどもサーフィンは強烈に腰に負担がかかります。

実話です

これは、実際に私の体験談を元に作っており、近年報告されている疾患；サーファーズミエロパチーについてのお話です。結論から言うと、サーフィン初心者は無理してパドリングをやりすぎないことです。

腰が抜けたような状態

私の場合は、板に乗った瞬間に下半身から崩れ落ち、足腰が立たず、板にしがみつきながらビーチに戻りました。腰が抜けると言う表現が当てはまるかもしれません。幸いなことに、しばらく休憩すると立てるようになりました。

それでも、1年間くらいは走ることができず、1時間も立っていられない状態でした。普通の生活はできましたが、長時間座ると腰が痛く足の痺れも残りました。現在はほぼ後遺症も残っていませんが、動画のように車椅子生活になる人もいます。

脊髄の過伸展

この疾患は、パドリング中に背中をのけ反ることで、脊髄が過剰に伸ばされた状態を長時間続けることが原因といわれており、若いから大丈夫と言うことは全くありません。むしろ、若い人は無茶をして練習し続けることがより危険性を高めます。

インストラクターこそ知っておくべき

サーフィン初心者は誰かに教わってサーフィンを始めますよね？ですから、サーフィンを人に教える人は、この病気のことを知り、初心者が無茶をしないように注意を促す責任があります。

サーフィンは楽しいスポーツです。

怪我なく楽しむために、注意すべきことをきちんと学んでおきましょう。

参考文献）
Chang.CW et al. 2012. Neurology. "Surfers' myelopathy: a case series of 19 novice surfers with nontraumatic myelopathy."
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23152585