もっと収入が欲しい。もう少し豊かな生活がしたい、と多くの人が願っています。
そのために必要なことの一つに、「お金に働いて来てもらう」ことが挙げられます。
この文章を読んでわかること。
・自分ひとりで稼げる額には限界がある
・お金に働いて来てもらうとは?
・お金は寝かせて増やしなさい、は本当か?
自分ひとりで稼げる額には限界がある
自分一人で1年間に稼げる額はどれくらいですか?
国税庁の調査によると2015年の30代日本人男性の平均年収は450万円です。
もし自分がフリーランスや医師などの高給職であれば年収1500万円くらいはあるでしょうか。
しかし、自分ひとりで稼げる額には限界があるのです。
なぜなら、稼げる時間は全ての人に平等だからです。
例えば、サラリーマンが休日にアルバイトして1年間で100万円稼いだとしましょう。
10年経てば1000万円ですが、休みもなく10年間働いて1000万円は少ないと思いませんか?
好きなこともできず、友達や恋人、家族と過ごす時間もありません。
そこで提案したいのが、「お金に働いてきてもらう」ということです。
お金に働いて来てもらうとは?
例えば、あなたが100万円というお金をある会社に投資(株式を買う)して、そのお金を元に会社が発展していきます。株主に配当金を渡す会社であれば1年に1回配当金が5万円もらう(利回り5%の場合)。さらに、当初100万円で購入した株が1年後に195万円の価値になると、その株を195万円で売れることになります(通常20%の税金がかかりますが、ここではNISA口座を利用したので非課税だったとします)。
つまり、100万円というお金に1年間働いてきてもらうと、100万円稼いできてくれたことになります。
あなたが一生懸命働くことも、100万円というお金に働いてきてもらうことも、お金を稼ぐという目的において、結果は同じなのです。
もちろん、これは投資した会社の業績が良くなった場合です。稼いできてくれないこともあります。
100万円投資した株が50万円になってしまうリスクもあります。
これは、投資という性質上、リスクは必ずつきまといます。
では、投資はしないほうが良いのでしょうか?
そんなことはありません。
それは、資本主義である以上、投資すべきと結論できます。
お金は寝かせて増やしなさい、は本当か?
有名なインデックス投資の本に「お金は寝かせて増やしなさい」という本があります。
著者の水瀬ケンイチさんによると、「インデックス投資とは、資本主義、すなわち世界中が豊かになることに投資すること」と言っておられます。
例えば、1800年代から現在の2019年にかけて米国の株式の価値は右肩上がりに上昇し続けています。
2009年にはリーマンショックがあり世界経済は一気に低迷し、水瀬さん自身も資産が半分になるなど大損害を受けました。しかし、水瀬さんの凄いところは、そこで投資をやめなかったのです。
なぜでしょうか?
普通はそこで投資なんてやめたいと思ってしまいます。
答えは簡単です。「世界は豊かさを求めて発展していく」という信念にブレがなかったからです。
事実、リーマンショックから2~3年で世界経済は見事V字回復を見せ、水瀬さんも5年程度で資産が元本にまで回復し、2017年の時点で資産が1.5倍に増えています。
10年など短い期間で見れば株の価値は減少している時もありますが、20年、30年と長い目で見ると右肩上がりなのです。
つまり、一つの会社に絞って投資するのではなく、世界経済全体に投資するインデックス投資は世界が豊かさを求める限り発展していくのです。
ちなみにアクティブ投資で莫大な財産を築いたウォーレンバフェットさんも、普通の人に進める投資方法は、インデックス投資だと言っています。
今回はここまで。
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