こんな悩みにお答えします。
結論から言うと、”時間がない”と感じるのは、あなたの脳が引き起こす「錯覚」です。
本を読みたいのに、子供が遊んでと言ってくる。老後のために貯金したいんだけど欲しいものがある。このような悩みを抱えていると、不安や焦りによるストレスで時間感覚が歪み、脳は”時間がない”と「錯覚」を起こします。
時間感覚の歪みの原因と、今日から使える対策について説明していきます。
この記事を読んでわかること
- 時間感覚の歪みの原因
- 時間感覚を取り戻す方法
時間感覚の歪みの原因
時間感覚を狂わせる原因は、2つあります。- ゴールコンフリクト
- 時間汚染
1.ゴールコンフリクト
例えば、本を読みたいのに、子供が遊んでと言ってくる、老後のために貯金したいんだけど欲しいものがある。など、複数のやりたいことや、いくつもの目標や欲望がぶつかりあった状態をゴールコンフリクトと言います。 これが時間不足の感覚を生み出す最大の要因です。なぜなら、ヒトの脳は「時間がない」と感じることで、焦りと不安を呼び起こすからです。
対策:全ての行動が人生の目標につながると考える
ゴールコンフリクト対策で考えることは、1つだけ。全ての行動が自分の目標につながると考えてみることです。人と会うこと、子供と遊ぶこと、会議をすること、全てが自分の人生です。
確かに、ムダな会議や、行きたくもない飲み会があるのは事実です。もちろん行かないに越したことはないのですが、どうしても参加しなければならない状況もあると思います。このような場合には、2つのことを1つにまとめることができないか考えてみてください。
- ×ムダな会議に出るのが嫌だ
- ◯ムダな会議に出て、どこを改善すれば良いか考える
- ×行きたくない飲み会に、イヤイヤ参加する
- ◯飲み会で普段気づかなかった発想が、生まれるかも知れない。
全てが未来でつながる
スティーブ・ジョブズが残した名言で、人生において無駄なことは何もない、全てが未来でつながると言う言葉があります。
ジョブズは大学を中退し、西洋書道の授業など興味のある授業だけに潜り込んで勉強していました。当時はそんなことが人生の何の役にも立たないと思っていたようですが、その10年後に自宅でMacを作りました。その時に、当時学んだ"フォント"の知識を活かしたそうです。
ジョブズの有名なスピーチはこちらからご覧ください。
2.時間汚染
「やろう」と決めていた作業を中断させられることで起きるのが、「時間汚染」です。例えば、あなたが読書をしている最中にメールやLINEに返信する、音楽を聴く、ツイッターでつぶやく、など読書以外の作業に注意を向けることで、あなたの集中力は途切れます。
社会学者のジョン・ロビンソンは
「ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、その度に時間に対するプレッシャーは増える」と述べており、ある研究では、人間の脳はたった15分しか集中できないのに対して、作業の途中で別の作業を行ってしまうと、元の作業に戻るまでにおよそ25分を要すると報告されています。
では、「時間汚染」から身を守るにはどうすればいいのでしょうか?
1つの作業に集中する
答えは単純で、1つの作業に集中することです。あなたが読書をしている最中に、別のことを考えて、ただ字面だけを追っていた経験はありませんか?脳がうわの空になる原因は”集中力”にあります。集中力は鍛えることができる
簡単な方法をご紹介すると、メールが来ても、電話がかかってきても急な用事以外は後回しにすることです。言い換えれば、余計なことはしないと”意識”して作業することです。うわの空になった自分に気がついたら、意識を作業に戻してください。
”余計なことをしない”と意識づける習慣が身につくと、目の前の作業に集中することができるようになります。
注意点
注意点は、全く他の作業をしてはいけないと言うわけではなく、互いの作業が干渉しない行動なら同時でもOKです。例えば、ウォーキングしながらオーディオブックを聴くのであれば、運動と学習は互いに干渉しないのでOKです。また、人間の集中力は15分しか続かないと言われているように、何時間もぶっ続けで作業するよりも適度に休憩を入れる方が、結果的に生産性が高まると言われています。
効果的な休憩方法については、別の記事で記載します。
まとめ
ゴールコンフリクトや、時間汚染から身を守ることことで、時間感覚の歪みが次第に消えていきます。自分の行動全てが人生の目標に繋がっていると意識し、1つの作業に集中することで、あなたの生産性は大きく向上します。普段の読書でも、いつもより得るものが多かった。
短時間で企画書を作成することができた、など、これまでより生産能力が向上したあなたは、もう”時間がない”と感じることが少なくなるでしょう。
まとめ
”時間がない”は不安やストレスからくる、あなたの脳の「錯覚」です。
全ての行動が自分の目標につながると考え、1つの作業に集中しましょう
全ての行動が自分の目標につながると考え、1つの作業に集中しましょう
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。